Category : 円満な家庭作り

夫婦の間の熱力学の法則とは?

純粋に愛し合っている二人に、「結婚したら片目をつむりなさい」とアドバイスをしても聞く耳を持たないでしょう。恋が燃えあがっているときには、お互いのことは何でも知りたい、分かりあいたい、と考えます。そして、どんなことでも許しあえると信じているものです。それが「愛」なのだと思い込むわけですが、一時的な熱情にすぎないことにいずれは気づくもの。

化学には熱力学の法則があります。熱エネルギーは高い方から低い方へと流れていくのです。熱く熱せられた鉄の棒も、空気にさらせば次第に常温になっていきます。愛するふたりの情熱もいずれは「常温」になる時が来るもの。そうなったときでも、「何でも知るべき」と信じていると「幻滅」ばかりを感じることになってしまいます。ときには、片目をつむることも必要なのです。

恋の快感は、恋愛ホルモンによるもの

誰かを激しく愛しているときには、人はとても気持ち良くなるものです。なぜか心がワクワクうきうきして幸福感を覚えます。それが「愛」なのだと感じる訳ですが、実は恋愛の高揚感には恋愛ホルモンと呼ばれるものがかかわっています。人に恋をしたときに作られるもので、PEA(フェニルエチルアミン)などのホルモンが、気持ちをたかぶらせるのです。 PEAなどの働きによっていい気分になっている訳ですので、いずれホルモンの分泌量が減れば高揚感も下がっていきます。愛の強弱ではなく、ホルモンの減少によって興奮しなくなるのです。

片目をつむれば、夫婦の関係はとてもよくなるもの

熱烈な恋愛感情はいずれは冷めます。生涯にわたってアツアツのカップルというものは存在しないのです。映画のラブロマンスも恋が成就したところでエンディングを迎えます。その後には、何も面白い物語がないから。後は、熱が冷めていくだけだからです。それゆえ、熱く燃えあがった恋ほど、冷めた時の反動は大きくなりがちです。大恋愛の末に結婚したカップルが、あっという間に離婚してしまうということも少なくありません。熱が冷めた時の「幻滅」が大き過ぎるのです。

イギリスの作家オスカー・ワイルドは、「夫婦の真の愛情というものは、お互いがすっかり鼻についた後に、ようやく湧きだすものだ」と言っています。いつまでも、恋愛当初の熱い感情が続くわけではありません。冷めた時に、お互いにがっかりしないようにするには、心のセーブも必要です。相手の欠点が見えるようになったら、あえて見ないようにするのが最善策。片目をつむって暮らしていれば、お互いにハッピーなまま恋愛を維持できるのです。

恋愛が燃えあがるのは、恋愛ホルモンの働きによるものです。ホルモンが減少すれば、興奮も冷めてきます。熱い感情が失われると、「あばたもえくぼ」とはならなくなります。相手の欠点が目につき、ガッカリし始めるのです。そうならないためには、片目をつむることも大切です。見なければ、無いも同然。いつまでも幸せに暮らせるのです。

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