Category : 円満な家庭作り

一夫一婦制だけが絶対的な価値ではない!?

現代では先進国の多くで、一夫一婦制が定められています。結婚している男性が他の女性と結婚することはできません。倫理的な意味から定められた決まりだと考えられますが、歴史上においては比較的新しいルールです。人類の歴史の上では、複数の配偶者を持つことが許されていたり、奨励されていたこともあります。現代においても、イスラム文化権においては、一夫多妻制が認められている地域があります。

つまり、時代が変われば、あるいは住む地域が変われば、複数の妻を持つことは倫理上も法律上も許されるのです。妻との関係を単に法的な意味からだけでなく、心と心のつながりとして、あるいは性的な結び付きとして捉えることも大切なのではないでしょうか。

昔はみんないろんな相手とセックスしていた!?

古代においては「婚姻」という制度はありませんでした。一人の男性が複数の女性と性的関係を持ち子づくりすることは珍しいことではなかったはずです。また、女性も複数の男性の子を身ごもることがしばしばあったでしょう。セックスと妊娠との間の関係が十分に理解されていない時代には、妻が他の男性と性交して子どもをつくっても、「父親は誰か?」ということは、あまり問題にはならなかったのかもしれません。

わが国においては平安時代には、結婚しても同居することはありませんでした。夫は時々妻の暮らす家に出向いて性行為をしていただけです。他の女性のところにも通うこともあったでしょう。妻の方も、夫以外の男性の訪問を受ければ性行為に及ぶこともあったはずです。当時は、男性も女性もいろんな相手と性交渉を持っていたと推定されます。「浮気」というような感覚はあまりなかったのかもしれません。現代よりもセックスに対する自由度が高かったのでしょう。

一夫一婦制は、経済的な理由から成立した!?

社会の発展とともに、一部の富裕層が誕生します。王侯貴族は財産や権力を自分の血のつながった子孫に継承したいと考えるようになりました。そこで、重要になってくるのが妻の貞操です。妻がいろんな男性と性交渉を持っていたのでは、生まれた子どもが自分の子なのかどうかがわかりません。そこで、妻たちには他の男性とのセックスを禁止するようになったと考えられます。つまり、社会的な要請によって一夫一婦制が成立したと考えられるのです。

人間には「愛」があります。もし「愛」によって一夫一婦制が誕生したのであれば、時代によって変化するはずがありません。夫婦の形態は時代とともに大きく変化していますので、相手をひとりにしばるという考え方は、「愛」や人間の根源的な気持ちから発したものではないと考えられます。

現代でも、イスラム社会ではコーランによって一夫多妻が認められているため、複数の妻を持つ男性が少なくありません。17世紀のドイツでは、人口増のために、男性は2人以上の女性と結婚することが義務付けられていました。本来は、結婚にはさまざまなバリエーションがあるのです。 一夫一婦制は人間の心や愛から誕生したシステムではありません。夫婦が互いを裏切らず絆を保つためには、心と体をひとつにしなければならないでしょう。

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