Category : 円満な家庭作り

やきもちは「不幸の元」です

誰でも嫉妬心を持っていますが、男女の間柄については女性の方がやきもちを焼きやすいのではないでしょうか。男性の方が浮気をしやすいということもあるでしょうけれど、浮気が発覚したときの女性が怒る様は、恐ろしいものがあります。19世紀フランスの詩人アナトール・フランスは、「ジェラシーは男にとっては弱さであるが、女にとっては強さのひとつである」といっています。

やきもちやきの女性のすさまじさは男性にはまねできないものでしょう。嫉妬は結婚生活にあまり良い影響を与えません。というよりも、悪い影響を及ぼします。新聞ネタになるほどの男女の刃傷沙汰は、ほとんどが嫉妬に基づくものです。多少の浮気くらい目をつむる度量が必要ではないでしょうか。

世紀のやきもち焼き、北条政子の激しいジェラシー

日本の歴史上、もっとも偉大なやきもち焼きといえば、北条政子ではないでしょうか。夫である源頼朝は、実弟である源義経を殺してまでも天下を取ったほどの残忍な一面を持つ人ですが、妻・政子にはさんざん泣かされたようです。大変な努力をして天下をとって、ようやく平和な世の中で遊び暮らそうとしていたのに、妻の激しいやきもちのおかげで十分遊べませんでした。

少年時代の頼朝は平家によって伊豆に幽閉され、田舎娘たちをもて遊んで暮らしていましたが、そこに現れたのが名家である北条家の娘・政子。偶然出会ったふたりは激しい恋におちます。しかし、政子の父・北条時政は、敵方の嫡男との恋愛に大反対して別の男との結婚を進めてしまいました。頼朝のことを諦めきれない政子は、結婚式の当日に屋敷を抜け出して彼の元に走ります。親を捨ててまでも愛する人を選んだ政子の判断は、結果として、頼朝が天下をとったことで「正解」となりましたが、この激しい情念は頼朝を生涯苦しめることになったのです。

政子が怒れば怒るほど、浮気をしてしまった頼朝

政子が妊娠すると、頼朝はすぐに愛人を作りました。妻が妊娠中でセックスできない辛さを他の女性で補おうとしたのでしょう。現代でもよくある話です。しかしこの浮気はすぐに政子の耳に入り、彼女の逆鱗に触れました。政子は愛人の家を焼打ちにして、二度と自分の夫と浮気できないように懲らしめたのです。

この事件以来、頼朝もかたくなになりました。妻に嫉妬されればされるほど、浮気の虫が騒ぎます。次から次へと側室をつくり、セックス三昧の日々を送ります。結局、政子は死ぬまで夫の浮気に苦しめられたのです。頼朝の方も、浮気のたびに側室たちがいじめられるので、十分楽しめなかったようです。政子の側に、「天下を取ったご褒美に」と夫の浮気に目をつむるくらいの度量があれば、ふたりとももう少し夫婦生活を楽しめたことでしょう。

夫婦の間には嫉妬する場面もありますが、やきもちを焼いても良い結果になることはあまり多くはありません。多少の浮気心くらいは許容することも必要なのかも知れません。

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